半田ごてを握ったら書くブログ 2nd

半田ごてを握ったら書くブログの続きです。

液晶ペンタブレットの改造

うちの嫁さんは美大出身なので、それなりに絵が描ける。
それを職業にしていたわけでも、趣味で絵画を続けていたわけではないのだけど、最近になってPCで絵を描き始めていたようで、マウスでモニタに向かってグリグリやっているのを目撃していた。
そして、もちろん、ほかの絵描きさんがそのようにやっているように必然的にタブレットを欲しがりだした。

で、物欲が発生したら相変わらずのヤフオク。なにやら物色はじめて、WACOM液晶ペンタブレットPL-500のジャンク品をみつけてきた。
こいつ、本体のみで、ペンなし、電源なし、各種ケーブルなし。という代物。
「これ落札したら使えるようにできる?」と聞かれたので、仕様をちょっと調べてみたけど、メーカのwebページにはそれら欠損品の仕様が書いてなかった。まぁ、そんなに変な規格ではないだろうとタカをくくってOKをだした。

で、届いてみたら、電源はEIAJ極性統一プラグで15V/2.1A、USBコネクタは謎のmini-DIN 4pinで専用ケーブル接続、、、と欠品があるとちょっと面倒なものであることが判明。ペンは嫁さん自身が別の人から購入したらしく、別個に届いていたが。
欠損品はメーカから購入することもできるのだけど、たかがUSBケーブルが5,000円とかボッタクっていたので、うちにあるもので改造して使えるようにすることにした。

まず、電源。
15Vってそこらへんにころがっているスイッチング電源では珍しいのでもちろんうちにもないのだが、ノートPC用の16V電源がジャンク箱に入っていたので、これを使うことに。まぁ1Vくらい誤差だよね。と相変わらずの甘い考えで、電圧を落とさずにコネクタだけEIAJ規格にして接続。もちろん使えました。

次、USB。
これがくせもの。USBの規格にmini-DIN 4pinなんてのはないのにタブレット側のコネクタ面には堂々とUSBのアイコンがついていた。mini-DIN 4pinはS-VIDEOのケーブルが使えるのだけど、これはうちには在庫してないし、こんなもののために購入するのもバカらしいので、基板から直接USB信号を取り出してUSB-Bソケットをハンダ付け。最初プラグの規格でピンNo.を読んでしまい、配線を逆にしてしまったが、途中で気がついて、半田しなおし。つっても4線だからたいした手間じゃぁない。

で、PCにドライバをインストールして、接続。

もちろん、完動しました。
これで嫁さんは快適なお絵描きライフを過ごせることでしょうw

今回の出費:
ノートPC用16V電源 -- ジャンク品 。価格不明。
EIAJ極性統一プラグ -- 以前購入して在庫していたもの。85円
USB-Bソケット -- 以前購入して在庫していたもの。50円くらい?
電線、熱収縮チューブ -- 数円