半田ごてを握ったら書くブログ 2nd

半田ごてを握ったら書くブログの続きです。

PCサウンドのミキサ

モニタが複数になったので、便利に複数台のPCを使うようになった。
キーボードやマウスはモニタの前にそれぞれを設置してあるので、複数個あってもいいのだけど、PCスピーカーをPCごとに用意するのはなんかもったいない気がしてた。
PCサウンドに音質は求めていないので、もともとちゃちいスピーカー(イーサプライズ/ESP04WH。USB電源供給アンプ内蔵で480円で購入)で聞いていたのだが、こんなものを何台も用意すること自身が無駄な気がする。

ばらしてアンプ部分を確認。ボリュームが邪魔でアンプの型番がみえない。


てことで、PCのサウンドを1組のスピーカで聞くためにミキサを探してみたのだが、たかが4〜6ch入力、ステレオ出力をするもので1万円弱程度する。もちろん、メーカ製なのでそれなりにいい音質なのだろうが、前述のように音質なんぞは求めていないし、単純に2系統以上を1つにミキシングできればいいので、それほど難しいこともないだろうと自作することにした。

正月に入手したジャンクICのなかにオペアンプが大量にあったので、そのなかのNMJ3414A(SOPタイプ)を使うことにした。
電源はスピーカ内蔵アンプからとることにする。このアンプ自身USBから電源を取得している。
安く作りたいので手持ちの部品だけで設計した回路がこれ。

見ての通りの増幅度1で2系統を混ぜてるだけ。
小さく作りたかったので、ダイセンの20pin SOP→DIPピッチ変換基板上に回路を乗せてしまうことにした。電界コンデンサは10uFくらいでいいと思うのだけど、手持ちの10uFはサイズ大きいので小さいものがあった22uFをつかっている。


で、2時間くらいこねくり回してできたのがこれ。

部品代
スピーカー(ESP04WH) 1組 -- 480円
NMJ3414A 1個 -- ジャンク。数円
 22uF電界コンデサ 4個 -- ジャンク。数円
18kΩ抵抗 4個 -- 秋月のパック。たぶん1本1円以下
ダイセンピッチ変換基板 1枚 -- 110円
電線類 少々 -- 数円
ステレオミニピン&ケーブル 1本 -- ジャンク。昔、ダイソーで入手して使わなくなったイヤホンから流用。

こんな感じなので、スピーカなしなら200円もしないくらいで2系統ステレオミキサができました。
さっそく試してみたが、やはりなんにも考えずに作ったので、音質はさらに悪くなったよう。普通のムービを再生しても少々歪っぽく聞こえてしまうけど、便利さには変えられない。満足満足。音質は期待してないし。それに、もう1系統程度なら増設できそうなのでPCが増えたら改造してもよいな。